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<渋谷店・消音ピアノ>ヤマハ U3A+消音ユニットPiano Silencer Classic V2(展示品詳細)

<渋谷店・消音ピアノ>ヤマハ U3A+消音ユニットPiano Silencer Classic V2(展示品詳細)

ヤマハのフルサイズアップライトピアノに新品の消音ユニット"Piano Silencer"をセット♪
みなさん、こんにちは。
三浦ピアノです。
渋谷店に消音ユニットをセットしたピアノが入荷しました!

YAMHA U3A+PIANO SILENCER Classic V2>※ピアノ本体:ヤマハリニューアルピアノ
高さ131cm/間口154cm/奥行65cm/重量242kg
1983年製
ヤマハのフルサイズ(背の高さ131cm)のアップライトピアノに、ピアノサイレンサーの新品の消音ユニットをセットしたお買い得なお品物♩

まずはピアノ本体からご紹介します。
1983年製のヤマハU3A。
やや柔らかめの音色で、気持ちが落ち着きます。
全体的には落ち着いた雰囲気でありながら、高音のメロディラインはきらっとした音色で、
楽器の鳴り方が沈み込んでしまわないよう、きちんと主張があります。
やはり大型のピアノは音が伸びやかですね。
「背の高いピアノは音量が大きくてうるさいのでは?」と誤解されがちなのですが、背が高くなると、音量ではなく音の奥行き・伸びやかさ、厚みが変わります。
それが表現力の豊かさに繋がります。
弊社では、国内で消音ユニットが販売され始めた1990年代から多くのピアノに取付を行い、研鑽を積み重ねて、他のお店では断られてしまったピアノにも取付を行ってきました。

店頭では、試弾見本を兼ねて消音ユニットとのセット品を常設し、展示販売してきました。
当初は、弊社のように実際に展示をしているお店はなかなか無く、消音ユニットが必要な環境であっても「実物を試すことができない」という状況が多かったようです。

弊社では、消音ユニットとのセット品は131cmクラスのピアノにつけることが多いのですが、やはり「生音の状態でも消音の状態でも、最大限お客様の気持ちに答えられるピアノであってほしい」という思いからです。
「ピアノを探している」とピアノの先生や調律師に相談してみると、特にこだわりがなければ、「なるべく背の高いピアノ」をおすすめされることが多いかと思います。
背の高いピアノを薦められる理由とは何でしょうか?

まず、ピアノの背が高くなると弦長を長く確保ることができ、美しい音を響かせる要である響板も大きく作ることができます。
長さや角度に余裕をもって張られた弦はきれいに振動してくれるので、混じりけの少ない、伸びやかで澄んだ音色になります。
ピアノ背面にある響板は、音を再生する役割をしています。
ピアノは羊毛でできたハンマーで弦を打って音を出す、というのは皆さん聞いたことがあるかもしれませんが、弦を打った音が直接我々の耳に届いているのではないのです。
ハンマーに打たれた弦で発生した振動が、響板に貼られている駒を伝って響板で増幅し、音として我々の耳にやっと届きます。
CDデッキのような小さなスピーカーと、ホームシアターに付いているような大型のスピーカーでは、同じ音量にしても出てくる音の重厚感や臨場感が全く違いますよね?
ピアノでいうところの響板(共鳴板)のサイズの差は、そんなイメージです。

また、小型のピアノと比べてピアノの内部アクションにも余裕があるので、音質やタッチ感などあらゆる部分で調整できる幅が小型のピアノよりも広く、お子さまの成長や大人の方のお好みの変化など、ピアノがお客様の要望に応えていけるという点が何よりも重要です。
きちんと強弱の幅があり、余裕のある内部アクション、澄んだ音…とメカニック全ての要素が絡んで「弾きやすいタッチ」が生まれ、大型のピアノならではの弾きやすさは、演奏するときの音楽表現のしやすさに直結します。

また、内部アクションの調整寸度に余裕があるということは、消音ユニットを取付しても元のピアノのタッチへの影響を最小限に抑えることができます。(※取付技術者の経験値にも依ります)
続きまして、消音ユニットについて。
Piano Silencer(ピアノサイレンサー)のClassic V2をセットしています。
操作ボックスがとても薄型なのです。
ピアノらしさを損ねないコンパクトさです。
操作ボックスは普段は収納されていて、使うときだけ引き出すことができます。
まずは電源をON
ボックス本体を軽く押し込むと、するする~っと出てきます。
~消音ユニットってどう使うの?~
◎普通のピアノから消音ピアノへの切替は、レバーやペダルなどの簡単なワンタッチ操作♪
これでピアノ本体からの音は出なくなります。
本体の電源ボタンを入れれば、電子音がヘッドフォンやスピーカーから聞こえてきます。
練習の時間帯や、内容に応じてサイレントと生音をチェンジしてご利用ください♪

~消音ユニットつきのピアノと、電子ピアノはどう違うの?~
◎消音ユニットはアップライトピアノへの後付けなので、ピアノ内部の動きは普通のピアノと同じです。消音演奏中は、音は電子音になっても、弾き心地はアップライトピアノの自然なタッチ感であるのに対し、
電子ピアノは、電子音でしか演奏できないのはもちろんのこと、アコースティックピアノが音を出すための機構(アクションと呼びます)が内蔵されていないので、弾き心地が全く異なります。

消音ユニットは、以前は「マンションなのでご近所に迷惑にならないように…」というご心配からお取り付けになられるお客様が多かったのですが、コロナ禍以降「お父さん・お母さんが"リモート"でずっと自宅で仕事でしいていてなかなか音を出しにくくて…」というご相談も増えました。

「ピアノが弾きたい!」といざピアノの前に座ったとき、お仕事でなくても自分の後ろで家族がテレビを見ていたら弾きにくいですよね。
特殊なことではなく、日常的なことで思いのほか「今弾きたいのに…」というタイミングと弾ける環境が揃わないこともあるかもしれません。
そもそも大人の方ですと日中はお仕事で、帰宅後ピアノに向かえるのは夜遅い時間だったりしますよね。

せっかくの"弾きたい気持ち"を我慢したり、練習意欲がしぼんでしまわぬよう、「弾きたいときに弾く」ということが当たり前にできるのが、消音ユニットの1番の魅力。

音を出せない時は消音ピアノに切り替えて演奏、出せるときは思いっきり生の音を楽しむ、1台のスペースで2通りの使い方ができるのはとても便利ですよね。
ただ、消音状態のピアノはいくら内部アクションが元のピアノと同じとはいえ出てくる音は電子音。
昔に比べて音源やセンサーの質は向上してきましたが、音楽を表現する喜びは生のピアノがやっぱりいちばん。
現代の住環境的に消音ユニットが必須なお宅も増えているかと思いますが、生音を出せるときはなるべく生音で「やっぱり本物の音は良いな♪」と、よりいっそう「楽器を鳴らす喜び」を感じながら演奏してもらえると、調律師である我々も嬉しいです。

みなさんのご来店を心よりお待ちしております。

★PIANO SILENCER消音ユニットについて詳しくご覧になりたい方は☞こちら(弊社のブログにジャンプします)
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文京区本郷に工房、渋谷区渋谷にレンタルスタジオ併設のショールームを構え、
1925年の創業から、2025年で100周年を迎えました。
皆様のご愛顧に、深く感謝申し上げます。
ヤマハ、カワイ、ベヒシュタイン特約店、その他メーカー複数取り扱い可能♪
消音ユニット取付、グランフィール取付も承り中です。
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