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【倉庫・未修理在庫】ヤマハ U-1A

【倉庫・未修理在庫】ヤマハ U-1A

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【本郷店・現状渡し品・最終調整中】ヤマハ 7号オルガン

【本郷店・現状渡し品・最終調整中】ヤマハ 7号オルガン

1930年~1940年代頃に製造された、ヤマハの足踏み式オルガン。
レトロな雰囲気がなんとも愛らしい、コンパクトな7ストップのオルガン。
過去に空気袋交換して解体整備済みです。
補償なしの現状品となりますこと、ご了承お願いいたします。
画像は、1931年当時のカタログ写真です。
1925年創業の三浦ピアノだからこそ残されている貴重な資料です。
実物の写真は▶弊社パソコン用ホームページにてご覧いただけます。

~三浦ピアノ本郷店はピアノ修理工房となっております。修理中のピアノがメインとなりますので、試弾はご予約制とさせていただいております。お手数ですが、ご来店の際は営業状況を渋谷店(☎03-3409-7641)までお問い合わせください。~

【状態】 現状品(1930~40年製、整備済み)
【価格】 ¥100,000-(110,000円税込)
【サイズ】 高さ 101cm×間口 113cm×奥行 53cm
【重量】 56.6kg

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東京で中古ピアノ&新品ピアノをお探しなら、三浦ピアノへお任せください♪
文京区本郷に工房、渋谷区渋谷にレンタルスタジオ併設のショールームを構え、
1925年の創業から、2025年で100周年を迎えました。
皆様のご愛顧に、深く感謝申し上げます。
ヤマハ、カワイ、ベヒシュタイン特約店、その他メーカー複数取り扱い可能♪
消音ユニット取付、グランフィール取付も承り中です。
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消音ユニットセット品準備中です→展示再開しました

消音ユニットセット品準備中です→展示再開しました

みなさん、こんにちは。

三浦ピアノです。

弊社の看板商品である、コルグ消音ユニット(新品)+中古再調整品アップライトピアノのセット商品ですが、現在店頭展示品を準備中のためご試弾いただけない状況です。

来月半ば頃までには展示の準備が整うかと存じます。

今しばらくお待ちいただけますよう、お願い申し上げます。



↑8/26に上記のお知らせを掲載しましたが、9/4、お品物の準備ができました!

ヤマハU3Aとのセット品です。詳しいブログは準備中です。

価格はこちらよりご確認ください。

台風の際のキャンセルについて

台風の際のキャンセルについて

こんにちは、三浦ピアノです。

台風など天災時のキャンセルについてご案内です。

弊社スタジオのキャンセル料は、3日前まで無料です。

前々日および前日は半額、当日は全額のキャンセル料が発生いたします。

台風などの天災時も同様の適用です。

8月15日にかけて、本州に接近する予報が出ています。

皆さまの身の安全を第一に、お早めにキャンセルもご検討ください。

→スタジオご利用規約←

よろしくお願い申し上げます。

売約済み<渋谷店>ヤマハ W104(展示品詳細)

売約済み<渋谷店>ヤマハ W104(展示品詳細)

元気なオレンジ色のピアノ♩
こちらのピアノは売約済みです。現在の展示情報は➤こちら

みなさん、こんにちは。
三浦ピアノです。
渋谷店にとてもきれいな、ビタミンカラーのピアノが入荷です。
<YAMAHA W104>※中古再調整品
高さ121cm/間口150cm/奥行62cm/重量225kg
1977年製
外装化粧材はミンディです。
あまり見かけない色だと思いませんか?
それもそのはず、ヤマハのピアノでミンディが使われているのはW104系のみですので、数が少ないんです。

一般的に、木目のピアノによく使われる化粧材はアメリカンウォルナットやマホガニーです。バーチもそこそこの数ありますね。

ミンディはたださえ数が少ない上にそれなりに個体差があり、もう少し茶色っぽかったり色が薄かったりと様々なので、必ずしも今回の個体のような彩度の高いきれいなオレンジ色のW104に出会えるわけではないのです。

流れるような美しい木目もミンディの特徴です。
デザインは鍵盤蓋や腕など一般的にはカーブしている部分もカクカクしている、スマートなデザインです。
隣の黒いピアノは腕がカーブしてますが、W104はかっちりとしたスクエアタイプ。
足もとに袴状の飾りを履いているオシャレさんです。
音色も、見た目の通り明るく元気な印象です。ハリがあってしっかりと芯が感じられる力強さがあります。
ピアノ自身が歌っているような、華のある豊かな響きが感じられ、表現する楽しさで心が満たされます。

この時代のヤマハはまさに黄金期で、背の高さに依らず、鳴りの良い楽器が多いです。
弊社は1925年よりピアノの修繕や販売を行っていますので、当然、このW104が新品として販売されていた当時も知っています。
代々、このピアノはああだった、あのピアノはこうだったと社内でその知識が受け継がれ、当時も今も良いピアノを厳選しています。

W104はまずこの素敵なカラーに目を奪われるはず!
なかなか出回らないピアノなので、気になった方はお早めにお問い合わせくださいませ。
皆様のご来店を心よりお待ち致しております。

売約済み<渋谷店>ヤマハ UX+コルグ KHP-2500

売約済み<渋谷店>ヤマハ UX+コルグ KHP-2500

新品の消音ユニット付き♪
<こちらのピアノはご成約となりました。現在の展示情報は➤こちら

みなさん、こんにちは。
三浦ピアノです。
渋谷店にヤマハUX+コルグKHP-2500のセット品が入荷です!
コルグ消音ユニット在庫僅少です。

YAMAHA UX+コルグ KHP-2500>※ヤマハリニューアルピアノ+コルグ新品消音ユニット
高さ131cm/間口154cm/奥行65cm/重量250kg
1980年製
人気のUXにコルグの新品消音ユニットがついた魅力的なお品物です♪
ご存知の方も多いかもしれませんが、UXの"X"はX支柱のXです。
一般的なピアノの支柱はまっすぐ
X支柱はバッテン(X)型
なぜXなのかといいますと。

一般的に、現代のピアノは弦が中で交差しています。
弦(ピアノの場合正式にはミュージックワイヤーと呼びます)はとても大きな力で張られており、ピアノ1台で20tもの張力になります。
ピアノの中にはフレームという鋳物で作られた骨組みが入っていまして、そこが弦の張力をメインで支えているのですが、木でできた支柱もその役割の一部を担っているのです。
そのため、「支柱も、弦と同じように斜めにしてみたら良い効果が得られるのでは!?」と開発されたのがX支柱です。

支柱がX上になることで木部がねじれや歪みに強くなり、ピアノ全体の剛性が上がっただけでなく、音を響かせる心臓部である"響板"を支える力がより案定すると言われていました。
響板は弦の"振動"を集めて震わせる大事な部分です。
ギターやヴァイオリンみたいなやわらかい弦だと、演奏中はブルブル振動しているのが肉眼でもとてもわかりやすかと思いますが、ピアノも同じで演奏中は弦が振動していて、その振動を駒を通じて響板に集めて振動を増幅させます。
その響板の振動が安定することで、澄んだきれいな響きを得られます。
それがUXならではの透明感のある高音・なめらかな中音・ズーンと響く低音となるのです。

UXはX支柱だけでなく、他にも工夫が凝らされています。
同時期のスタンダードピアノU3H(同じ背の高さ)と比較すると、
・高音部にアリコートが使用されている(※アリコート…ハンマーに打たれたときに振動しない部分の弦も共鳴させるので倍音が発生しやすくなり、響きが豊かになる)
・鍵盤より下半分の"下前板"と鍵盤下部の境目の隙間が少し広くとられており、トーンエスケープ効果がある(※トーンエスケープ…音のヌケが良くなる)
↓UXだと中の弦が見えるほど空いているので音抜けが良くなる↓
↓当時の一般的なU3はほぼ隙間なし↓
と、ピアノの響きが良くなるよう、技術が詰め込まれたピアノなんです。

もちろん、後ろの世代になってくればアリコートもトーンエスケープもよく見かけるようにはなりますが、販売当時は「今までよりも1ランク上のピアノを」とこだわりをもって生産されていたピアノだったので、それが中古ピアノとして出回るようになった今でも質の良さや高い安定度を維持しており「UXは良いピアノだよね」と根強い人気につながっているのだと思います。

特に古くから調律に携っている技術者からの信頼は厚いと思います。
良い楽器は年数を経ても衰えることなく、また別の良さや味わいが出てくるんですね。

UXは腕木のデザインも特徴的です。
この時代のスタンダードラインであるUシリーズ(1枚目)はこのような一般的なデザインに対し、UX(2枚目)は滑り台みたいな急カーブ!
一見すると、普通のスタンダードなピアノなんですけど、なんとなくUXがどっしりして見えるのはこの特徴的な腕木の形状のためでしょうか。

さて、続きまして消音ユニットについて。

消音ユニットの仕組みについて詳しくご覧になりたい方はこちらをクリック♪※弊社の過去のブログです

まず、消音ユニットとはピアノに取り付けることで、今まで通りの"普通のピアノ"としても弾けて、必要に応じて音を消して電子ピアノのようにも弾くことができるようになる機械のことです。

「電子ピアノのように」という状態のときは、通常のピアノの音は出ないようにして(消音ON)、その間は電子音がヘッドフォンから聞こえるようになります。コルグの場合は切り替えレバーでON/OFFの操作ができます。

消音ユニットを取り付けることで、昼間は普通のピアノとして演奏し、夜間など外に音が漏れては困る時間帯は消音モードで演奏♩という1台で2役をこなすピアノになります。

消音ユニット付きのアコースティックピアノ(電子ピアノとの対比としてアコースティックピアノと呼ぶことがあります)と、電子ピアノの決定的な違いはこの切り替えができるという点と、「消音ピアノの内部構造はアコースティックピアノのまま」という点です。

消音時には音はもちろん電子音になりますが、内部の動きはピアノそのものなので一般的な電子ピアノのタッチ感とは雲泥の差があります。

消音ユニットは他の店頭展示品に後付けも可能ですし、お手持ちのピアノへ出張取付も可能です♪(※コルグ消音ユニットは残りわずかです)

「家族やお隣さんがテレワークなので長時間音が出せない」「お休みの日以外は学校や仕事で夜しか弾く時間がない」などなど現代のお悩みに消音ユニット付きのピアノ、いかがでしょうか。

「練習したいのに音を出せない…」そんな時は、レバーひとつで簡単に切替♪ぜひご試弾してみてください。

皆さんのご来店を心よりお待ちいたしております。

スタジオ料金変更のお知らせ:キャンペーン終了間近!

スタジオ料金変更のお知らせ:キャンペーン終了間近!

みなさん、こんにちは。

三浦ピアノです。

2021年8月1日より、コロナに打ち勝て!音楽の力キャンペーンといたしまして、スタジオ料金の値下げを行っておりましたが、予定通り2022年8月末にてキャンペーンを終了することになりました。

キャンペーン期間中、たくさんのご利用をいただき、誠にありがとうございました。

2022年9月1日以降は、以下の料金といたします。

<新料金2022年9月1日~>

Kタイプ(アップライトピアノ/3畳)…¥1,200税込/1時間(※従来料金¥1,430)

Mタイプ(アップライトピアノ/5畳)…¥1,600税込/1時間(※従来料金¥1,870)

Gタイプ(グランドピアノ/7畳)…¥2,000税込/1時間(※従来料金¥2,420)


いずれのお部屋も、従来料金よりも値下げとなります!!!(キャンペーン中は、K:¥1,100/h、M:¥1,540/h、G:¥1,980/hでした)

今後ともたくさんのご利用を心よりお待ちいたしております!!

売約済み<渋谷店>ヤマハ M2H

売約済み<渋谷店>ヤマハ M2H

おしゃれなアンティーク調♪
<こちらのピアノは売約済みとなりました。現在の展示品情報は➤こちら


こんにちは、三浦ピアノです。
渋谷店におしゃれなインテリアピアノが入荷しました。

<YAMAHA M2H>※中古再調整品
高さ107cm/間口151cm/奥行62cm/重量174kg
1972年製
ヤマハの代表的なインテリアモデルMシリーズのうちの1つで、現行品のヤマハのインテリアモデルとはデザインのこだわり方が違います。中古ピアノ市場でしか出会えない素敵なモデルです。
まずは、人気の猫脚部分から見てみましょう。根元に付いている飾りがとてもチャーミングです。
脚自体もただの猫脚ではなく、縁取りがされていて丁寧なつくりになっています。
M2Hの外装は通常、ウォルナットの半艶ですが、こちらは全面塗装し直して"アンチック仕上げ"と呼ばれる、外側に行くほど色が濃くなるグラデーションカラーになっております。
家具調のデザインと相まって、昔の洋画にでも出てきそうなおしゃれな雰囲気ですね。

鍵盤蓋は、一般的なピアノとは異なる折り畳み式になっています。
両端につまみがありますので、そのつまみを持って…
まずは半分閉じて…
次に残りの半分を閉じます
弾いてみると、軽やかでなんともかわいらしい音色。
このコロコロと転がるような愛らしい響きはM2Hならでは。
他のピアノではなかなか味わうことができません。

素敵なアンティーク調のピアノをお探しのお客様、ぜひおすすめです。
皆様のご来店を心よりお待ちいたしております。
予約不要ですので、お気軽にお越しください。

売約済み<渋谷店>カワイ C-380※ご注文可能

売約済み<渋谷店>カワイ C-380※ご注文可能

小ぶりな木目のピアノ♪特約店専売モデル
<店頭展示品はご成約となりました 次回入荷までお待ちください。現在の展示情報は→こちら

みなさん、こんにちは。
三浦ピアノです。

渋谷店にカワイの新品のアップライトピアノが入荷しました。
特約店モデルのC-380です。

<KAWAI C-380>※新品
高さ113cm/間口150cm/奥行59cm/重量200kg
2022年製

外装の化粧木材はバーチです。
シンプルなデザインのおかげで、ピアノの色味や木目のナチュラルな雰囲気が際立ちます。
色味も明るめなので、軽やかな雰囲気がお好きな方にはもってこいです。
優しい色合いで、お部屋の雰囲気が明るくなりますね♪
Cシリーズは全5機種ございますが、C380はコンパクトなサイズ感とシンプルなデザインで人気の機種です。

小型のピアノは、猫脚だったり可愛らしい装飾が施されているタイプのものをよく見かけますが、C380はアップライトピアノらしいスタンダードなデザインを踏襲しています。

Cシリーズは小ぶりなピアノであってもこだわりポイントがあります。
鍵盤はファインアイボリー白鍵とファインエボニー黒鍵が使用されています。
汗を逃がしてくれる素材なので、一般的なアクリル鍵盤よりも滑りにくくなっています。
カワイの上級モデルであるK-700とK-500にも使用されています。
また、イギリス生まれの伝統ある老舗高級フェルトメーカー【ロイヤルジョージ】のフェルトを使用したカワイハンマーを使用しており、質の良い弾力のあるハンマーフェルトが豊かな音色を彩ります。

C-380やC-480は背の高さが113cmと小ぶりな部類ですが、柔らかさと芯の強さが両立されたしっかりとした音色で良く歌ってくれる楽器です。
そして、個人的にはこのなが~い譜面台がとてもありがたいです。
皆さんも、学校のピアノなどで譜面が乗りきらずに苦労したことありませんか?
小型ピアノの音色に時折みられる角が立ったような感じもなく、丸みを帯びつつも柔らかすぎることのないしかっりした音色です。
小型でも骨太な音が出るのはCシリーズがこだわって作られている証♪
バランスよく、弾きごたえも感じられると思います。

ぜひお試しください。
皆様のご来店を心よりお待ちいたしております。

グランフィールって知ってる?

グランフィールって知ってる?

みなさん、こんにちは。
三浦ピアノです。
本日は弊社でもお取り扱いしておるグランフィールについてご紹介いたします。

弊社は、一般の楽器店の中では関東圏で一番早く取り扱いを開始したお店ですので、その分取付実績も多くございます。
渋谷店に見本も展示しておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

【グランフィールとは…】
鹿児島県にあるピアノ店"藤井ピアノサービス"の藤井社長が考案し、2010年に実用化された、アップライトピアノに後付けできる機構です。
その名の通り、アップライトピアノにグランドピアノ並みの運動性能を与える、画期的な考案です。
日本国内だけでなく海外でも特許を取得され、2013年にはグランフィールを最初から搭載した新品のアップライトピアノ"グランフィールピアノ Gf01Wn"が発売されました。
Gf01Wnはその後モデルチェンジを重ね、現在はGf10Wnというモデル名で販売されております。
弊社では、ヤマハの背の高さ131cmのモデルにグランフィールをセットし、展示いたしております。

【アップライトピアノとグランドピアノの違いとは?】
それこそ見た目からして異なりますが、内部構造(アクションと呼びます)が大きく異なります。
~アップライトピアノのアクション模型~
~グランドピアノのアクション模型~
大きな違いとして、アップライトピアノはハンマーが縦についていて、グランドピアノは横に寝ていますね。
このハンマーの向きの違いから、運動性能に差が出ます。

ハンマーが下から上に動くグランドピアノのハンマーは、打弦後、自重で素直に下りてくることに加えて、アップライトピアノにはないレペティションレバーという部品のおかげで、ハンマーが素早く次の打弦の準備ができます。
対して、アップライトピアノは手前から奥に動くため、打った後戻ってくるのが重力を味方にしているグランドと比べて遅いのです。

そのような構造の違いから、よく言われる【同音連打】に大きな差が出ます。
1秒間にできる同音連打の回数は、グランドピアノは14回・アップライトピアノは7回です。
数字にすると倍の差になります。

弾き心地で表すならば、
グランドピアノは鍵盤を一番底まで押してから、だいたい1/3くらい、体感ではちょこっと力を抜いたくらいで同じ鍵盤を弾くこと(連打)ができます。
アップライトピアノは鍵盤を一番底まで押してから、ほぼ一番上(元の位置)まで戻さないと同じ鍵盤を弾くこと(連打)ができません。

グランドピアノの方が圧倒的に指の動きに鍵盤が追従してくれるのです。
つまりは、連打性能だけではなく、繊細なピアニッシモのコントロールのしやすさや、トリルの細やかさに差が出て、最終的にはピアノ全体の楽器としての表現力の差につながります。
同音連打の話に戻りますが、グランフィールのついたアップライトピアノは1秒間に13回の同音連打が可能と言われています。
ほぼグランドピアノと同じですね。

「先生のところのグランドピアノではできるのに、自宅のアップライトではできない…」そんな動きもグランフィールが付くと断然やりやすくなります。
それは、同音連打だけではなく、通常のアップライトピアノでは出しにくかった"ピアニッシモ以下の小さい音"が出しやすくなったり、ピアノ全体の表現力向上につながります。
鍵盤のコントロールがしやすくなるということは、演奏者の思いを音に乗せやすくなるということではないでしょうか。
それがグランフィールの最大のメリットだと弊社は考えています。



【中身はどうなっているの?】

では、一般的なアップライットピアノの中身と、グランフィール付のアップライトピアノの中身を比較してみましょう。

<1枚目:一般的なアップライトピアノ & 2枚目:グランフィール搭載のアップライトピアノ>
~一般的なアップライトピアノ~
~グランフィール搭載のアップライトピアノ~
ううーん、わかりにくいですよね……

では、拡大していきましょう。
まず、新たなバネが2種類追加されていまして、それぞれ88本(すべての鍵盤数)ずつ取り付けます。
ショット&ドロップスプリングと、レペティションスプリングといいます。

まずは、
<ショット&ドロップスプリング>
音の立ち上がりがクリアになって伸びやかに♪

ハンマー静止時→打弦時の写真です
↓(普通のピアノには付いていませんね)↓
ショット&ドロップスプリングは、ハンマーが弦に接する時間を短くするために取り付けます。

グランドピアノは下から上にハンマーが動くので、戻ってくるのは重力に従って一瞬ですが、アップライトピアノは手前から奥への動きなので、グランドピアノに比べてハンマーの戻りが遅い=弦に接している時間が長いのです。
弦に接している時間が長いと、弦の振動を阻害してしまい、倍音が発生しにくくなってしまいます
この、ショット&ドロップスプリングは、打つ瞬間にハンマーの柄の部分が当たるので、弦に当たる速度も離れる速度も上がるので、音の立ち上がりがクリアになります。

続きまして、
レペティションスプリング
素早い同音連打や、細かい表現がしやすくなります♪

ハンマー静止時→打弦時の写真です
↓(こちらも、普通のピアノには付いていません)↓
レペティションスプリングは、鍵盤(正確にはハンマー)のコントロール性をあげるために取り付けます。

こちらのレペティションスプリングは、スプリング単体で働いているわけではありません。
ただこのスプリングを取り付ければ良いのではなく、とある部品に加工を行います。
(部品への加工については、企業秘密と開発者である藤井ピアノサービスさんから言われていますので、こちらのブログでの公開はご容赦ください。)
その部品への加工プラス、レペティションスプリングの取付を行うことで、ピアニッシモ以下の繊細な音を出したいとき、細やかなトリルを正確に表現したいとき、音切れすることなくレガートで演奏したいときなど、一般的なアップライトピアノではコントロールが難しかった動きが、とてもやりやすくなります。
手の筋肉への余計な負荷もかかりにくくなります。

これらのスプリングの取付や部品への加工は、全て手作業で行いますので、構造に対する理解の深さと、取付経験の豊富さが仕上がりの良し悪しに直結します。
ただただ何も考えず台数をこなすのではなく、"それぞれのピアノに合わせた取付ができるのか?"が仕上がりのタッチ感に大きく影響します。

弊社は、関東の一般取扱店の中ではいち早く取付技術研修を受け、その分多くの取付を行ってきております。
店頭でのグランフィール付のピアノ販売だけでなく、お客様のお手持ちのピアノへのお取り付けも数多く承ってきました。
お客様の大切なピアノに手を加えることに、抵抗のあるお客様もいらっしゃるかもしれません。
しかし、グランドピアノとアップライトピアノでは、構造の違いからどうしても超えられない壁があります。
こちらのブログを見つけてくださったお客様は、その壁でお悩みなのかもしれません。
「アップライトだし、仕方ないかも」「気のせいかも」と思わず、些細なことかもしれないと思っても、お気軽にご相談ください。
弊社はスタッフ全員技術者ですので、やみくもに購入を勧めるのではなく、お客様のお悩みの原因を探り、本当にグランフィールが必要なのか、お客様のお悩みはグランフィールで解消されるものなのか、きちんとお話を伺わせていただければ幸いです。
なんでもかんでも「グランフィール付けましょう!」とはお勧めしませんので、ご安心ください。
皆様のご来店を、心よりお待ちいたしております。
♪:。・゜♪:。・゜♪:。・゜♪:。・゜♪:。・゜♪:。・゜♪:。・゜♪:。・
東京で中古ピアノ&新品ピアノをお探しなら、三浦ピアノへお任せください♪
文京区本郷に工房、渋谷区渋谷にレンタルスタジオ併設のショールームを構え、
1925年の創業から、2025年で100周年を迎えました。
皆様のご愛顧に、深く感謝申し上げます。
ヤマハ、カワイ、ベヒシュタイン特約店、その他メーカー複数取り扱い可能♪
消音ユニット取付、グランフィール取付も承り中です。
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