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グランドピアノに迫る演奏性!ヤマハ U3M グランフィールカスタム

三浦ピアノです。

渋谷店に展示しているピアノの情報をお伝えします。

 

<YAMAHA U3M Granfeel custom>※ヤマハリニューアルピアノ+弊社グランフィール取付

みなさん、<グランフィール>をご存知ですか?

アップライトピアノなのに秒間13回の連打ができる!ピアニッシモ以下の繊細な音の表現ができる!レガートやテヌートがやりやすい!

そんな従来のアップライトピアノではできにくかった機能をアップライトへ授ける夢のようなシステム♪

それが<グランフィール>です。

それではまずはピアノのスペックについてご紹介します。

ヤマハU3Mグランフィールカスタム2

高さ131cm/間口154cm/奥行65cm/重量240kg/1982年製

ピアノ本体は、ヤマハリニューアルピアノ、その名の通りメーカーが修理を行ったピアノです。

弊社では、メーカーが修理を行ったピアノであってもそのまま販売するのではなく、必ず工房で再度点検・修理・調整をしています。

ヤマハU3Mグランフィールカスタム2

こちらのU3Mは背の高さ131cmのフルサイズ。

やや落ち着いた穏やかな音色で、フルサイズらしい伸びやかで淀みのない響きが弾き手を癒してくれます。

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そんな懐の深いヤマハのフルサイズアップライトピアノにグランフィールをセットしました。

さて、三浦ピアノではもうずいぶん前から定番のグランフィール。

発売から今年で10年、そろそろ知名度もアップしてきたように思います。

U3Mグランフィールカスタム4

グランフィールとは、鹿児島県にある藤井ピアノサービスさんの藤井社長が開発した新案特許です。

国内だけでなく、ドイツや中国でも特許を獲得。

三浦ピアノは一般代理店では関東でいち早く取り扱いを開始し、取り付け実績を重ねてまいりました。

グランフィールについてインターネットで調べると、連打性についてばかり触れられている印象ですが、そこばかりが取り上げられることが非常に残念でなりません。

確かにグランドピアノとアップライトを比較する際、「同音連打回数が、グランドピアノは14回/秒なのに対し、アップライトピアノは7回/秒」という点は一般の方でも分かり易い、明らかに違う部分です。

ですが、「1秒間に14回同じ鍵盤を連打することが現実にあるだろうか…?」と思いませんか?

そう、グランドピアノ(グランフィール)は単に連打ができるだけではないですし、そこがポイントなのではありません。

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そもそも、なぜこれだけ同音連打の回数に違いが出るのかと言いますと、

内部構造の違いから、同じ鍵盤を連続して弾くときに、アップライトピアノは鍵盤を押した後ほぼ100%元の高さまで鍵盤を戻さないと次の打鍵ができません。

それがさらに細かい同音連打をするときには、急いでほぼ100%元の高さに戻さねばならないことになり、無意識のうちに<頑張って指を上げて鍵盤の位置をリセットしよう>として指先に余分な力が入る上、次の打鍵に時間がかかってしまいます。だから1秒間に7回の連打が限界とされます。

鍵盤1  鍵盤2

 

それに対して、グランドピアノ(グランフィールを取付したアップライトピアノ)は鍵盤を押した後、1/3の位置まで鍵盤を戻せば次の打鍵ができます。

その1/3というのは「指先の力を少し力を抜くくらい」です。ほぼ無意識の中で、スムーズに連打ができるのです。

連打性が高いのはもちろんのこと、その操作性の高さゆえアップライトピアノでは難しい細やかな動きや、繊細な音色の表現ができます。

鍵盤3  鍵盤4

連打性の高さは、連打回数自体だけを表しているのではなく、連打性が高い=指へしっかり鍵盤が追従する=細やかな動きや弱い音のコントロールが無理なくスムーズにできるということで、<演奏者の行いたい表現をピアノへ素直に伝えることができる>ことを表しているのです。

グランフィールが付くと、そういった今まではなかなかできなかった動きが可能になるのです。

具体的にいいますと、同音連打はもちろんのこと、速いパッセージも弾きやすく、鍵盤の戻りが速いのでテヌートで弾いても音抜けしにくく、指に吸い付くようなタッチでピアニッシモ以下のとても小さな音の表現もしやすくなります。

グランフィールロゴ

一つ一つ手作業で行うグランフィールの取り付け技術は、経験による差が大きいものです。

弊社では単に取り付け台数を増やしてきただけではなく、グランフィールの魅力を最大限引き出せるよう自社工房にて研究を重ねております。それぞれのピアノに合わせた最適な取り付けを行っていますのでアップライトピアノとグランドピアノの壁でお悩みのお客様、ぜひ一度ご体感いただければと思います。

内部の画像を掲載した詳しい仕組みについては、弊社のアメブロの過去記事に掲載がございます!

ぜひご覧ください→こちらをクリック♪

皆様のご来店を心よりお待ちいたしております。

 

 

 
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